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2015年7月26日 (日)

卑怯者の島

 隅田川花火大会も大盛況で無事に終わった。

 インパクトのある花火が打ちあがる度に、観客から大きな歓声があがるのが、とても新鮮で嬉しかった。
 偶然、消防班のテント前を通りかかったら、数年ぶりに会った合気道仲間が消防庁担当者だったので驚いた。
 
 100万人ほどのイベントとなると、大会運営も大変だが、常識に欠いた人々も多いのも事実だ。システマティックに安全で円滑な運営をしようとしても、人間の情動はその通りにいくことはない。過度に自己主張する人たちと全体進行との板ばさみに苦労したスタッフよ、お疲れ様でした。
Cimg4830                   過酷な花火従事のため、腕時計が汗で曇った!!!!
 
 今日の午後に、小林よしのり氏の「卑怯者の島」をいっきに読んだ。
 パラオ・ペリリュー島を想定した南の島。玉砕戦に臨む日本兵を主人公に、壮絶な戦闘シーンと極限の人間ドラマを描ききる。
 フィクションであるが、戦場における壮絶な絶望と、自己犠牲と自己欺瞞の葛藤、祖国への熱望等々を、渾身の力で描いている力作である。当然ではあるが、読後の爽快感はなく、戦争という地獄の強烈な絶望、狂気に圧倒される。
 
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 隅田川花火は江戸時代から続いている、歴史文化的な行事であり、外国の方々からも評価が高い。これからも、その伝統を受け継いでいくことが大切だと思うし、100万人近くの観衆が秩序を守りながら花火鑑賞ができているのは日本人の良さで、世界でも稀な国なのだと誇らしくも思う。
 しかし、その日本人の精神文化が個人的にも、社会的にも変容し、はっきりいえば大人がいない国になっていっていると思えるのだ。かくいう私自身も偉そうなことをいえない人間だということは十分承知しているだけに、自省の意味を込めて、こうしてこのブログを書いているのだが.....
 

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