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2015年5月24日 (日)

友だちはいらない

 映画監督の押井守氏の新刊本が出たので、amazonで注文したら、翌日に届いた。

 題名は「友だちはいらない」
Photo_2
 普通ならば、遠慮したいようなタイトルではあるが、僕は押井監督に親近感を持っているのである。
 監督作品の完成度の高さもあるが、55歳から空手を始められて現在も修行中であること、犬や猫を溺愛していること、そしてガンマニアであり、よくグァムに実弾射撃にいかれていることなど、監督のパーソナリティーも大変魅力的である。
 
 一気に本書を読んだ。
 簡単にいうならば、人間は孤独であるという当たり前の事実を受けとめ、ともだちをつくらなければという幻想を捨てて、まず仕事をしよう、そして師をもとうというメッセージであった。
 facebookやlineなどで、友達の数を競い、自慢したり、落ち込んだりするのは馬鹿げている。そもそも友だちとはなんなのか、どういう存在なのか。
 
 私たちは明確な答えがないまま、友だちが大事、友だちが多いほうがいいと思っている。
 押井監督は自分には友だちがいないと断言する(噂では敵はイッパイいる)。友だちが必要なのは中坊までで、自分を導いてくれる師匠、自分をバカだと知らせてくれる肉親や家族、そして何かをいっしょにつくっていく仕事仲間、もうひとつは孤独にならないための小さな生き物(犬や猫)、それがあれば人生なんの問題もないとおっしゃる。
 
 押井監督は「自分がイラクで捕まったとき、助けに来てくれるのが友だち。そんな奴がいないから、友だちはいない」とのことであったが、監督の師匠の鳥海永行さんがそうなったら、駆けつけるという。自分が駆けつけたいと思えるような人に出会ったことが、人生の幸せだともいう。
 
 そういう押井監督の生き方は、幸せだと思うのだ。
 
 数日前に、東海林さだお氏の「猫大好き」を読んだが、東海林氏も幸せものである(唐突だが...)。
 
 そういう僕も幸せものであろう (^-^;
 

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