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2014年8月10日 (日)

東京湾花火大会 中止!

 今夜は東京湾花火大会(正式名は東京湾大華火祭)に行くことになっていたのだが、あいにくの台風11号の影響で中止となった。

 うちの花火フアンの奥さんは、ガッカリしたようだが、もっとガッカリしているのは、この日のために長期間準備してきた中央区、東京都庁、警察、消防をはじめとした行政機関と、地元の方々や、多くの事業者であろう。
 私の関わっていた隅田川花火大会は幸いにも好天に恵まれて、多くの観衆で賑わったが、今回の主催者の気持ちを考えると、本当に大変だったと思う。特に、荒天による中止を決意するのはかなりく苦しかっただろう。多大な経費、数十万人の観衆たちの期待と、安全対策と狭間の中にあっては、今朝は検討に検討を重ねながら、奇跡的に台風がそれて、天気が回復することを祈っていたにちがいない。
 台風による影響を考慮して中止した今日の措置は正解である。万が一、中止決定した後に、夕方に天候が回復して、花火打ち上げ可能な状態になったときの、多くのクレームやマスコミ攻撃は辛いが、今回はそのリスクはないはずだ。
 今日の花火大会の中止、昨年のゲリラ豪雨による多くの花火大会の中止など、夏の風物詩である花火大会はかなりのリスキーなイベントである。花火にかけた膨大な経費は無駄となり、予定されていた花火は廃棄処分となり、また費用が発生する。しかも、来年に向けて実施体勢をどれだけ強化しても、天候がキャスティングボードをにぎっているため、人間の力は及ばないところに運命を握られている。
 今回の花火大会中止も、台風による交通網の混乱、河川、土砂災害なども、いかに現代社会の技術革新が進み、かつてないほどのネットワークシステムが構築されたと豪語したところで、結局、天候に左右されるといった点では、強弱はともかく江戸時代とさほど変わらないのかも知れない。
 さて、多くの人々を虜にする花火大会だが、見物客の混雑ぶりや、ゴミ処理等により、毎年やらなくてよいという声も聞く。確かに数年に一度という選択もあるのだと思う。しかし、ワールドカップやオリンピックと同様、4年に一度にした場合、今回のように中止された場合の痛手はかなり大きい。回数や、実施方法は人間が選択できる範囲であるが、実施できるかどうかは天が握っている。
 隅田川花火大会の歴史は、享保17年(1732)の大飢餓で多くの餓死者が出、更に疫病が流行したため、8代将軍吉宗が慰霊と悪病退散を祈り、隅田川で水神祭を行ったことが由来とされている。

 なるほど花火大会は、イベントであると同時に、宗教的な祈りを包含する文化的な一大行事でもあったのだ。

 私たちは、花火大会を完全にコントロールできないが、個中心主義となった現代に、数十万人が一体化し、同時空で感動できる花火大会を成功させるために、またコツコツと準備を重ねていくのだろう。
 東京湾花火大会に関わるすべてのみなさま、おつかれさまでした。来年は素晴らしい花火大会となるようお祈りいたします!!
 
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※大雨の中、台所のゴミ袋を買いに行った奥さんから、空が凄いよという携帯電話が入った。早速、マンションの通路に出てみたら、紅く燃えているようなな空だった。奥さんも途中から合流して写真撮影した。
 
 
 

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