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2014年1月11日 (土)

中村天風 至誠の書

さて、炭粉先生から畑村会長に贈られた天風先生の書であるが、どうだ!凄いであろうと何人かの方にその書の写真をお見せしたところ、「何と書いてあるのか? どのような意味なのか?」 という問われて、答えに窮してしまった。

 そこに助け舟の情報が届いた!

 次のような読み、解釈ができるそうである。

 Photo

  「読み下し文」(日本語としての読み方)としては、

嗚呼(ああ)、人々至誠の二字を服膺(ふくよう)し、拳々として失う勿(なか)れ。
ただ身の修むべく、家の斎(ととの)うべきのみ。
その積徳の及ぶ所、光四海を被(おお)う。
また難(かた)きにあらざるなり。

‐意味‐
一行目は、至誠の二字を拳々服膺(心に抱き忘れずに守る)せよという事。
二行目以降はその説明で、中国の朱子学(儒教の一派)的意味では、至誠とは天理の誠に通じる事で、宇宙の生成から万物の存在根拠に通じる最高原理を悟るという極めて難しい高尚な意味になるが、それを「ただ我が身を修め、家をととのえる」という日常の道徳を積んでいくだけでいいのだと言い切っているところが、この句の妙。そしてその日用人倫の実践が、やがては四海を覆うまでになる。それは決して難しい事ではないのだ、と結ばれている。

 炭粉先生の解説によると.......

「拳々」とは、うやうやしく両手で物を捧げ持つという意味。
即ち、宇宙真理を知ろうとする事は難しい事ではなく、ただ至誠を忘れず身を常に正しく修め家を整えさえすれば良い。だから真理を得る事は決して難しい事ではないのだ、と説いている訳です。
中国の古典「四書」の中の「大学」と「中庸」のテーマですね。

....

(゚ー゚) 以上のような、壮大な宇宙真理と日々の生き方について説かれた内容だったんですね! 天風先生がその素晴らしいメッセージを自筆で書かれている貴重な書でありました。

 

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コメント

本当に素晴らしいですね!確かに簡単な事ですが、一方で一番難しい事かもしれないと二日酔いの頭で感じております…

投稿: 良三 | 2014年1月11日 (土) 10時40分

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