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2013年2月10日 (日)

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

20121031006fl00006viewrsz150x_2 「ライフ・オブ・パイ」を昼に鑑賞した。場内が暗くなった予告編のあたりから、僕の真後ろから「あ-、暑い」という苦悶の呟きが聞こえてきた。数回繰り返して呟いてる声は、間違いなくオバチャンの声である。

 僕は嫌な予感がしたが、「気にしない、気にしない」とアニメ一休さんのフレーズを思い出し、自分に言い聞かせた。

 本編が始まった。オープニングは素晴らしい動物たちの映像たが、真後ろからは10秒ごとに鼻をすする音、突然グァァとタンを吐き出す音が聞こえてきた。や、やばい.....。しばらくすると、ビニール袋の音が聞こえてきた。何かを食べているらしい。3パターンが繰り返されたので、多分ヤマザキの菓子パンを3種類ほど食していたのかと想像する。

 まぁ、その真後からの音攻撃も、しばらくしたらまったく気にならなくなっていた。映画の世界にドンドンと引き込まれていったからだ。

 ベンガル虎とボートに乗って漂流するハナシだが、とにかく映像が素晴らしい。3Dではなく2Dだったが、圧倒されるほどの映像美だ。鑑賞後に、映画のドラマ部分はとりあえずいいから、自然や動物たちの映像だけをみながら、シャンペンを傾けてみたいものだと思ったぐらいだ。

 それにしても、虎の存在が圧巻である。虎が吼えもせずにただ海を見ているシーンがあるのだが、不気味というよりも、悟りのようなものを感じてしまった。

 人間は、あらゆることを考え、焦り、苦悶するが、虎はただ、海に浮かび、海を眺めているだけ...。 

 主人公の少年は無事に陸に着いた直後、虎があいさつもせずにジャングルに消えていったことを悲しんだ。そのシーンを観ながら、僕も先月亡くなった兄貴とお別れの挨拶もできずに、あの世に見送ったことを思い出してしまった(虎といっしょにして兄貴ゴメン)。

 この映画は、どぎついハリウッド的映画はなく、むしろすーっと時間が流れていくような物語であった。この映画の話題になっているラストの解釈よりも、自然の驚異、美しい映像と、虎の圧倒的な存在感に打ちのめされた感じである。

  ※amazonから韓国ドラマ「サイン」のCDが配送されてきた。テレビドラマ51fhe9jupxl__sl500_aa300_のサントラを買うのは初めてである。年始に一挙放送を録画し、先週やっと観終えたが、このままドラマのみんなとお別れするのだが淋しくて、CD購入した次第のおじさんであった。

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コメント

炭粉先生の新作の発売日まで、いよいよあと5日ですね。
ドキドキしちゃいますよ(*^-^)

投稿: takkun | 2013年2月15日 (金) 22時52分

おお、あの映画を…私は読んでいませんが、確か「パイの物語」が原作でしたね。
ところでtakkun様、居酒屋ではGood job!

投稿: 良三 | 2013年2月14日 (木) 19時01分

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二つの物語あなたが選ぶのは?公式サイト http://www.foxmovies.jp/lifeofpi1月25日公開原作: パイの物語 (ヤン・マーテル著/竹書房)監督: アン・リー小説のネタを探し [続きを読む]

受信: 2013年2月10日 (日) 23時09分

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