« 朝方のダラダラとした考え事 & 大腸蠕動による危機 | トップページ | ヨイトマケの唄 »

2012年12月31日 (月)

同窓会と健康

 昨日は高校時代の男どもと会って、都内の日帰り温泉で同窓会兼忘年会を行なった。 

 10年以上会っていない者もいたが、やはりみんな白髪、頭皮露出、肌の衰えが隠せなくなっている。私も頭髪危機に陥ったため、数年前からヘアースタイルをかなりの短髪に変えたので、「鶴瓶みたいになったな」と言う輩がいたが、映画「トランスボーター」シリーズのジェイソン・ステイサムに似ているという声も上がった。後者だと思う。

 若い頃読んだ本には、男たちの会話は20代までは女とクルマのこと、30、40代ともなると金や仕事の話、50代からは病気自慢、それ以降は葬式、遺言のハナシになっていくというようなことが書かれていて、そんなものかと思ったが、昨日の飲み会でも、以前はシモネタとか、バカバカしい話題が多かったが、確かに50を過ぎると、それぞれの持病を披露し、自慢げに語る傾向が出てきた。

 大晦日の今日は、午前中にさっと横尾忠則氏の「病の神様」を読んだ。横尾氏は学生時代から大好きなアーティストであり、彼の精神世界めいた話も面白かった。

 横尾氏は、大病ではないが様々な病気をしてきて、病気が芸術を進歩させ、人格を向上させてくれることだってあるのではないかと問いかけている。

 あの時のあの病気やあのケガがなければ、ぼくは暴走して命だって落としかねないような、時期もあったかも知れない。

 世の中には偶然が満ち満ちているように見えるが、実は偶然は目に入る部分の出来事で、目に見えないところで全ては必然的な作用が働いているような気がする。ふとした偶然から病気になったと思っていても、高次元のレベルから見れば、すべてが必然です、 ということになるかもしれない。人間が生まれるのも死ぬのも必然と考えれば、自然に身を任すのが一番賢い。

 僕は別に運命論者ではないが、人間または世の中はなるようにしかならないところがあると思っている。だとしたら何もしないでほっといたらいいのか反論されそうだが、そうではない。なるようになると信じてればいいのだ。 

 40代になったばかりの頃、僕は唾石という珍しい病気になった。当時はガンガンにカラダを鍛えており、極度の筋力トレーニングや、キックボクシング等のトレーニングを行なっていた。若い頃からトレーニングは好きだったが、30代になってから本格的に行い、トレーニングで筋肉を痛めつけた後、酒や肉類も大量摂取し、ブロレスラーに間違われるくらいの体格になった。しかし、そのためだろうか、体内に過剰なカルシウムが塊と化して、唾液分泌を遮断する病気を引き起こした。

  結局、唾石を取る手術をしたが、後から聞いた話だと、担当医はベッドに横たわった全身麻酔で意識を失っている僕をみて、こんなにカラダのでかい患者ははじめてだと驚いたらしい。そして、麻酔した僕をベッドから治療台に移すための作業は、通常人員では無理だったため、増員したとのことだった。

 実際、僕のカラダは言われたほど大きくはないのたが、それをきっかけに、健康管理のため、過剰な飲食を避け、朝食抜きダイエットをはじめ、体重も適正体重になってきた。 それから数年後に、合気道に入門することになるのだが、マッチョ志向のままであったら、あり得なかったであろう。

 未熟ながらも武道有段者となって、武道の凄さ、可能性を実感しているが、今こうして振り返ってみると、それも唾石という奇病のおかげだとも思える。

  病は気からというが、心身統一という言葉もあり、心とカラダは繋がっていることをついつい忘れがちであった。怒ったまま飲食するならば、毒になるらしい。食事はゆっくり、楽しくが理想らしいが、まさに心身統一で食事するとそうなるのだろう。病気をきっかけにして、健康な心とはどういうことなのか、カラダから信頼される心とはどんなものなのかを探求することになる。

 こうして、中年になると、自分のカラダが若い時ほど無茶を聞いてくれないということを実感してくる。しかし、カラダの老化は悪いことばかりではない。老化しなければ、見えなかった世界があったのだ。人生の辛苦も、生命の有限さとはかなさも、しっかりと味わうことができなかったかもしれない。

 高校時代の悪友たちよ、もっと悩め!もっとあがけ! もっともっと年老いていけ! そして、はたらけ!!

 ※ここんとこ、NHKで連日、いきものがかりの特番を放映していた。彼らはオリンピック期間中に、世界遺産都市のバースに訪問しており、ほぼ同時期に僕たち夫婦も行ったのでちょっとビックリ。そして、ロンドンの川沿いの市場の屋台で食事していた場面もあったが、そこで僕たちも同じように屋台で買って川沿いで食べていたので、またまたちょっとビックリ。オリンピックテーマ曲「風が吹いている」は、今聞いてもやはり良い曲たた。

 

|

« 朝方のダラダラとした考え事 & 大腸蠕動による危機 | トップページ | ヨイトマケの唄 »

心と体」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/531400/56433825

この記事へのトラックバック一覧です: 同窓会と健康:

« 朝方のダラダラとした考え事 & 大腸蠕動による危機 | トップページ | ヨイトマケの唄 »