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2012年9月 3日 (月)

恐山 其の二 

Cimg1558_2  恐山の宿坊は、恐れといったイメージとは全然違って、かなり広く綺麗で清潔な建物だった。部屋も広くて、洗面台もふたつあったし、宗教っぽい感じはしないモダンなつくりである。お風呂も巨大で、一人で入っていたが、何かもったいなくて、申し訳ないような気持ちになるくらい、贅沢な浴室なのだ。

 温泉は強い硫黄温泉で、宿の人から眼に入ったら痛めるので、温泉で顔を洗わないようにと注意された。確かに、濃い乳白色で、においも強い。また、境内には三つの外湯があり、そこは参拝者であれば無料で入浴できる。

Cimg1556_2  境内に、露天風呂小屋があるのには、驚Cimg1597_2 いたが、歴史的には湯治場としての機能があったらしい。ここも、風情があって最高の気分で入浴できるのだが、なんせ参拝客が興味をもって覗きにくるので、浴槽から離れるときに、つい意識してしまう。ここもかなり強い硫黄温泉である。

 Cimg1600                  (菩薩が風呂をかき回してくださるという発想は凄い!")

 なかなか、快適で素晴らしい宿坊なのだが、難点は夕食時にお酒が飲めないこと、浴衣は夕食後でなければ着衣できないことだ。せっかく、夜行バスに乗って、レンタカーも借りて、最北端まで行って、ドロドロの硫黄温泉にも入ったのに、夕食時にビールが飲めないのは辛い(でも、浴室前に自販機があり、入浴後にビール飲んじゃいましたが(^-^;)。それから、宿坊全体にテレビはなく、部屋に冷蔵庫もない。携帯電話の電波もつながらなかった。まさに下界との情報を遮断しての宿泊なのだ。

 食事は、当然に精進料理である。食事前にはお坊様がきて、皆で食前の偈を唱えてCimg1603_3いただきますをする。

 食事をしながら、わかったのは、この宿坊に泊まる人は、観光目的の人もいるが、実際に親しい人を亡くされて、その弔いのために来ている人もいる。そのため、浴衣にビールに談笑といった食事の過ごし方は、ここには適していないのではないかということだ。

 食後、10時の消灯までは時間がタップリあるので、嫌がる奥さんを誘って、真っ暗な境内を通って外湯に行くことにする。

 フロントには懐中電灯が数台置いてあったが、無視して、裸眼ノーライトで外に出る。

 確かに、暗い恐山は不気味な感じがする。妄想癖がある僕は、こういうシュチエーションだCimg1606と灯篭が霊に見えたり、突然死霊が飛び出てくるような妄想を想像してしまい、アレルギーの如く過剰な自己攻撃を仕掛けてくるパターンが多い。しかし、不思議なことに死者が身近である恐山では、夜の闇の中でもたいした恐怖心はおこらなかった。

 後でわかったけど、女性用の外湯は塔婆置き場の隣にあって、けっこう怖そうなロケーションにあったのだった。

  めずらしく午後9時半には寝てしまった。

 Cimg1610 翌朝は、5時半に起床し入浴し、長い廊下を渡って、6時半から地蔵殿にて、朝の勤行に参加する。その後、本堂にて供養に参加してから、朝食をとる。

Cimg1618  8時には仏ヶ浦に向かって出発、レンタカーで山道を下っていると恐山冷水を発見した。その冷水は不老水と呼ばれ、冷水を1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲め ば死ぬまで若返るという不思議な水と言われているらしい。

 とりあえず、5杯飲んだ。                   

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