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2012年4月 8日 (日)

どうした!?ビッグダディよ

 昨夜、ビッグダディが放送されていた。この番組はうちの奥さんが大好きで、毎回観ているので、私もつられて観てしまう。数年前は、偉そうで個性的な父親に違和感を覚え、やらせっぽいなと皮肉たっぷりの眼差しで観ていたが、だんだんと大家族の喜怒哀楽や、自然に溢れた奄美大島の暮らしぶりに魅かれてたのも事実である。 

 しかし、再婚してからのビッグダディは、奄美での強引で冷静で茶目っ気のあるリーダー的父親の面影は消えていき、若い妻をもってしまった普通の亭主のイメージが強くなってきた。そして、昨夜放送されたスペシャルにはかなり失望した。もう番組の大半は、夫婦喧嘩で、それも切ったウィンナーを鍋に入れる入れないとか、どうでもいいようなレベルのはなしばかりだ。まぁ、夫婦喧嘩というものは天下国家や、国際問題といったものではなく、掃除洗濯食事に関するものや、チャンネル争いといった低次元での争いが殆どではあるが...。 

 夕食後ほろ酔いでいい気持ちだった私は、長時間にわたる夫婦の口喧嘩の放映を観ていて、だんだ気持ちが殺伐としてきた。なんで、こんな罵り合いを見せられ続けるのだろうか。かつてのビッグダディは、従順な子どもたちと、それほど攻撃的ではない先妻という家族構図だったからヒーロー的存在として成立したのか。一般的な大人と対峙した場合には、彼はヒーローではなく、ちょっとだけ変わった一般の人物となってしまうのだろうか。 

 昨夜の番組のサブタイトルに「離婚の危機」とはやしたて、無理やり危機感を煽って、そのために口喧嘩シーンを多くして、視聴率を上げようとしているのはミエミエだ。だいたい、狭い台所で口喧嘩してシーンでも、夫婦の前には3~4名程度のスタッフが撮影していることを考えれば、それは夫婦の喧嘩ではあり得ない。夫婦喧嘩のお芝居である。 

 かつての番組は、演出が多くても、子どもたちの姿や、島の自然といった素の部分があって、それが大きな魅力だっが、ここ最近鼻につく不自然な芝居と、派手でオーバーなBGMによって、この番組がもっていた魅力は消えかけているように思える。最近は林下一家も安定してきて、大きな事件や話題がなくなってきたのかもしれないが、視聴率をとるために安易に離婚の危機を煽るというチープな発想の演出には呆れてしまう。  

 混乱し、疲弊した日本のなかで、どんな逆境でも生き抜く逞しさと、家族の絆の大切さを訴えていたビッグダディは、ひとつの清涼剤となってくれていただけに残念に思う。

 いつのまにか、ビッグダディのスペシャルが放映されるたびに、感想を書くようになってきた。それは、私の中に家族や人間のつながりへの郷愁が強く存在するからなのだろう。だからついつい、テレビ番組なのに、ああだこうだと感じて、考えてしまうのかもしれないが。 

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コメント

 確かに、優しい母とか妻という感じはあまりしませんね。
 もっと子どもたちの笑顔がいっぱいに映し出されるような楽しい番組になってほしいです。

投稿: takkun | 2012年4月 8日 (日) 19時07分

ケンカのシーンが
多いが
美奈子さんが
もう少し ダディに
一言 ひいて
意見かアドバイスぐらいになれば
ケンカも少なくなるはず

家に男が2人いるみたいです

ダディがケンカがやで 引き下がると
また なぜ すぐ
引き下がるのと聞く
美奈子さん
少し おかしい
自分から ダディに
口ケンカを もっている

離婚も近い気がする

投稿: パンダ | 2012年4月 8日 (日) 12時10分

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