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2011年11月 5日 (土)

「生きがいの想像Ⅳ」 新たな世界へと導かれる本

 昨夜はツタヤで借りたコーエン兄弟の「ノーカントリー」(第80回アカデミー賞最多4部門(作品賞・監督賞・助演男優賞・脚色賞)を晩酌しつつ鑑賞。寝る前に観る映画ではなかった(;д;)。 

 今朝は奥さんはお仕事、僕は電車で一時間かけて合気道の稽古に行った。午前10時~12時まで汗だくの稽古をして、終了後、道友二人と食事しようということになった。猛稽古直後のため、食欲がわかず、重たい料理ではなく、テディベアが飾ってあるようなガールズネイチャーレストランっぽいのがいいと言っていたら、本当に駅前にあってびっくりした。小さな可愛いお店に男三人で食事。ハーブティーとチーズケーキも追加したのでした(*^-^) 

 帰宅してからはシャワーを浴び、洗濯と風呂掃除をしてから読書。一昨日購入した飯田史彦氏の「生きがいの創造Ⅳ」(PHP研究所)を読む。飯田氏は経営心理学者、カウンセラーで、2年前までは国立福島大学の経済経営学教授でいらしたが、スピリチュアル的な著作が多く、有名なのは「生きがいシリーズ」である。 

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今回の新刊は福島在住で、自ら被災した飯田氏が、被災地を巡り「魂の救援活動」を続け、そこで出会った魂たちとの対話、東日本大震災の意味と、これから日本人が進む方向を示唆している。 

 正直言うと、今までの生きがいシリーズは、わかりやすくて良いのだが、僕にとってはそのソフトムードの構成が物足りなく感じることもあった。今回の新刊も飯田氏の優しくユーモラスな語り口で構成されているのだが、今までと違った。 

 世に出ているスピリチャアル系の書籍、カウンセリング等は、自分の想い、受け止め方が中心になっている傾向がある。自分の心の安定や幸福、成長といった視点から、世界を解釈し向かい合おうとしている。政治とか選挙とは距離が置かれがちな領域である。 

 しかし、本書では光の存在との対話の中で(誤解されがちな表現だが)はっきり言う。政治に参加せよと。

 飯田氏が、大震災の対策をきちんとできないで、眼前の政争に明け暮れている政治家の責任を重大視する発言をすると、光の存在は、政治家や政争という現象に問題があるのではなく、政治や人民を権力獲得として利用する、一部の悪質な政治家を、安易に選んでしまう人民に問題があると答える。

 また、信頼できる候補者がいないからと選挙に行かない飯田氏に対して、光の存在は、信頼できる候補者がいるかどうか、あなたは充分に情報を集め、吟味してはいないのではないかと喝破する。そして次のように言う。

 選挙があれば、きちんと候補者を信用し、言動について調べ、投票所へ行き、最も望ましいと思われる候補者に、自分個人の責任として投票すべきなのです。そのようにして、人民が選挙制度の基本を守っていれば、優れた候補者が当選するという当たり前の現象が蓄積されて、素晴らしい政治が行なわれる国が出来上がってきたことでしょう。

 

 本書から政治選挙についてをピックアップして引用したが、そこに至るまでの対話の経緯や、全体的なメッセージを読まないと、理解しづらい部分があろうし、これをきれいごと言いやがってと、はき捨てたくなる人もいらっしゃると思う。でも、その政治を馬鹿にしたり、唾をはいている限りには、何の解決もしない。この現実社会は、批判と中傷、不振と嘲笑に満ちており、根本的な改革や解決策もわからないまま、ニヒリズムに浸っていて、どうして平和で幸せな社会が築けるのだろうか。

 

 この国をどうするかについて、報道をみる限りでは政策アイデアや、テクニカル面に明け暮れているようだが、政治や選挙制度のあり方という基本について、ついにスピリチャアルな世界から、教えられるようになってしまったかと、少々驚きもある。

 そのほか、原子力発電を含めたこれからのエネルギー政策にも、巷に溢れる中途半端な意見と違って、明確にとメッセージを伝えている。

 内容からして当然、いろいろな賛否両論が想像できる本書であるが、様々な震災関係の本を読んだなかで、いちばん勇気づけられ、未来への指針を教えられた。

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