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2011年8月 7日 (日)

団体旅行で行った五島列島 その3

 三日目は、福江港から、新上五島町の奈良尾港へ1時間半ほど乗船する。

479  いくつかの教会を巡ったが、世界遺産登録しようとしているらしい。しかし、昨年の大河ドラマにあわせて、設置された祈りの竜馬像というのがあった。竜馬が遭難した亀山社中の同士たちのために、両手を合わせて祈っている像だが、どうもNHKドラマに便乗した感は否めない。

 ここの町を観光地化したいのだろうか。世界遺産とするためには、様々な規制があり、国や自治体の姿勢が問われる。安易に観光客誘致しようという中途半端な姿勢はどうなのだろうと思った。 

 五島列島を世界遺産にするのは賛同する。かなり昔に異文化の宗教を取り入れ、その芽を耕し、信仰として確立しながらも、政府による弾圧、殉教者たちの遺産を受け継 ぐ、この島々の教会群は、世界遺産にする価値はあるはずだ。 

 聞いたところでは、島の人口流出は大きく、これといった産業もないとのことだが、世界に誇れる文化遺産があることは、大きな価値だ。よくある観光地化することは避け494てほしいが、今日本や世界に必要な祈りのサンクチュアリとして、貴重な場所となれるだろう。

 

 そして、人々の暮らしもシンプルなように感じた。 

 島の人々の休みの過ごし方は、釣りが多いという。あとはお酒を誰かの家で飲むらしい(お店が少ないのと、飲酒運転禁止のため)。夕方になると、エプロンをつけた主婦が晩御飯のおかず用の魚釣りをする姿もめずらしくないようだ。 

 休みの過ごし方を含めた日常生活が、消費中心となっており、自然を相手にした営みが極端に喪失されているのが、都市型の暮らしだ。 

 消費型社会は巨大なエネルギーを必要とし、原子力発電はその先導的役割を果たしていた。菅首相は脱原発と言い出したらしいが、それは自然エネルギーの活用が大きく、確保できる電力量は原発の比にならないのではないか。 

 自分たちの生活を変えずに、エネルギー確保方法だけを変えることは、はたして可能なのだろうか。この島のような暮らし方に何かヒントはないだろうか。

 初めて知ったのだが、上五島には約20年前につくられた440万kℓの国家石油備蓄基地がある。漁業ができなくなるため、反対運動もあったが、賠償金で解決されたらしい。大自然と信仰の島に、日本国内消費の一週間分の石油が貯蔵されているとは知らなかった。 

 現在も朝夕に複数の教会の鐘が響く、この島がこれからどうなっていくのだろう。世界遺産登録も含めて、見守っていきたい。

 つい、新上五島町の「移住をお考えの皆様へ」ホームページをみてしまいましたねえ(゚ー゚)。

 

○鯛ノ浦教会のルルドの水をペットボトルに入れて、おみやげにしたので502、これから母にプレゼントします。

○初日の長崎に、仕事の緊急連絡あって焦りました。上司がいなくても対応してくれたOさん、ありがとうございました。

○飛行機頭痛は、点鼻薬を購入し、着陸時に耳抜きを連続して行い、大丈夫でした。

○84歳のF先生は、来週ウクライナに行かれるそうです。凄い元気の持ち主です。重たいリュックを一人で背負い、70数段の階段も上ります。こういう方が日本全体で増えたら、国の成熟度とユーモア度が向上して、世界に誇れそうです。

○最終日は、長崎の無窮洞という戦争中に国民学校の先生と子供達によって掘られた防空壕を見学しました。実際に小4のときに作業ていた男性がボランティアで説明してくださいました。年齢を70半ばというと、F先生が70代はまだ若造だと断言してました。

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