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2011年2月18日 (金)

「ジェニンの心」は自爆テロよりも衝撃を与えた優しさ

 今日の夕方は歯医者で麻酔をしたため、合気道はお休みして、浅草の回転寿司でお好み持ち帰りにして帰宅。9時から一杯やりつつ、BSのキャロル・キングとジェームス・テーラーのコンサートを観る。

 11時からは「ジェニンの心」というドキュメンタリーをやっていた。ヨルダン川西岸地区でイスラエル兵に撃たれて死亡したパレスチナ人の子どもから、イスラエル人に臓器が移植され、その波紋と結末を追う。ドイツ映画賞最優秀ドキュメンタリー賞を受賞したとのことだった。

 ドラマティックな演出をせずに、淡々と事象が流れていく感じの番組だったが、死亡したパレスチナ人の子どものお父さんの言葉に考えさせられた。お父さんはイスラエルに抵抗運動をやっていた人らしいのだが、イスラエル人はパレスチナ人から臓器されるなら、病気の子どもたちは死んだほうが良かったと思っているのではないか。自爆テロよりも臓器移植の方がイスラエル人たちに衝撃を与えたというようなことをインタビューで答えていた。

 バリバリのユダヤ教徒がいて、その娘に臓器提供されたのだが、その父親はパレスチナ人の臓器と知らなかったようで、手術中にマスコミが押し寄せてきて、かなりの差別的な発言をした。インタビューでもそのユダヤ教徒夫婦は、パレスチナの父親とは会えば挨拶はしても友人にはなれない。向こうもそう思っているはずと言っていた。

 しかし、パレスチナの父は、自分の息子の分身の子どもたちに会いに行く。ユダヤ教徒はなかなか会わなかったが、結局対面して、手術時の非礼を詫びて、こんなものではあなたのしてくれたことの比ではないがとプレゼントを渡し、また会いましょうと言って別れた。

 ユダヤ教徒は戸惑っていた。ユダヤ世界の環境から、幼少時から受けた教育からインプットされたバレスチナ人に対する差別的攻撃心が、自分と同じ宗教的対立位置にある父親が、敵の子どもに自分の子どもの臓器を提供したという現実に戸惑っていた。頭脳が奴と距離を置け、心を許すなと命令しても、からだとこころが目の前にいる、葛藤しながらもヒューマニティーに溢れた選択をした奴の存在に共鳴せずにはいられなくなっているのだ。

  世界を変えるのは、争いではなく、優しさであり、愛であると教えてくれる。

  もう、それにいい加減気づくときなんではなかろうか。人類史の争いの歴史が、みんなが幸せな世界をつくれないことはわかっているのに!!(人類が争いにより、技術革新等のイノベーションの功績は認めつつもだ)(-゛-メ)

 番組終了後のテレビニュースでは、菅総理に失望し、民主党で会派離脱と大騒ぎになっている。争いながら、牽制しながらの政治手法は、金属疲労していることにきそろそろ本腰を入れて、気づかなければいけないのに。

あーなんか酔いがさめてしまった。

 今日の歯医者は10年来通っているんだけど、いつもの院長ではなく、ごく稀にお会いする若い先生だった。その先生から「このまえテレビに出てませんでしたか?」と突然聞かれ、???ひょっとして昨年仕事で出たNHKとかテレ朝の番組かしらと思ったら、プライベートなものたった。以前個人的に映ったものがあり、それが再び放映されたのだろうか。いずれにせよ、あまりお顔を合わせることが少ないにも関わらずずテレビを観て、すぐに私だとわかっていただき、その先生が好きになった(たんじゅん)。麻酔も痛くなくよかった。いい先生ですうヽ(´▽`)/

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コメント

 平安さま
 
 メールありがとうございました。
 
 あいにくですが、『ジェニンの心』は保存しておりません。いい映画なのに、手に入れることは難しいのですね。
 
 お役に立てず、すみません。

投稿: takkun | 2012年2月11日 (土) 17時52分

はじめまして。
私は千葉県の国立木更津工業高等専門学校という学校でで歴史を教えている平安隆雄というものです。
「『ジェニンの心』は自爆テロよりも衝撃を与えた優しさ」を拝読させていただきました。
この映画は私の周りで大変評判が良いのですが、見る機械がありませんでした。映画の内容から、私が担当している「技術倫理」という科目で学生たちに是非見せたいとも思っています。
もし、貴方様がDVDなどでこの『ジェニンの心』を持っておられるなら、お貸し頂けませんでしょうか。初めてのメールで大変失礼とは承知しながら送信させていただきました。この映画はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)にあるそうですが、外部貸し出しは不可ということです。突然のメール送信をお許し下さい。

投稿: 平安隆雄 | 2012年2月 9日 (木) 09時40分

はじめまして。
私は千葉県の国立木更津工業高等専門学校という学校でで歴史を教えている平安隆雄というものです。
「『ジェニンの心』は自爆テロよりも衝撃を与えた優しさ」を拝読させていただきました。
この映画は私の周りで大変評判が良いのですが、見る機械がありませんでした。映画の内容から、私が担当している「技術倫理」という科目で学生たちに是非見せたいとも思っています。
もし、貴方様がDVDなどでこの『ジェニンの心』を持っておられるなら、お貸し頂けませんでしょうか。初めてのメールで大変失礼とは承知しながら送信させていただきました。この映画はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)にあるそうですが、外部貸し出しは不可ということです。突然のメール送信をお許し下さい。

投稿: 平安隆雄 | 2012年2月 9日 (木) 09時39分

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