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2010年11月23日 (火)

家庭の密室化とブレークスルー

 今日の東京は昼まで雨模様のため、紅葉観にいく気分でもなく、思うがままという計画に変更する。昼間は久々にジムに行く。ジムでは元プロレスラーや、70歳を超えたボディビルダーの方たちがトレーニングなさっていたが、私はウェイトトレーニングはせず、合気道の受身や、ひとり技などを稽古。

 帰宅後、児童虐待を扱った漫画「新・凍りついた瞳」を一気に読んだ。実話をもとに構成された作品だが、子どもたちに対して身体暴力や、性的虐待、水も食事を与えないなどの酷い虐待をする大人たちに腹がたって仕方がなくなる。つい泣いてしまう。漫画を読んでいる自分でさえこんなに感情的になってしまうのだから、実際に虐待を受けた子どもたちのこころは、どうなっていくのだろう。

 ただ、読み進めるにつれて、その親たちも幼少期に心の傷を抱えていることがわかってくる。虐待の連鎖は存在しているようだ。だからといって、誰もが被害者だから仕方がないということにはならないし、してはいけないのだ。その連鎖を断ち切っていくことがぜったい必要であり、当事者たちはもちろんだが、根が深くやっかいな病理であり、それを社会全体でもとらえていかなければ解決できない。 

 最近、児童虐待が増加傾向にあるとしたら、その原因はいろいろ考えられるだろう。私はとくに核家族化といった家族構成だけではなく、家庭形態も大きく関与していると思う。以前のブログにも書いたが、サザエさん一家は一軒家に住んでおり、近隣の人々とも知り合いで、サザエさんがタラちゃんを虐待することはまず考えられない。

 しかし、サザエさんとマスオさんとタラちゃんが、親族に縛られたくないと言って磯野家を飛び出し、駅近くのマンションの部屋に住み始めたらどうなるだろう。本家と交流があるうちはいいが、じょじょに疎遠になり、最後はサザエさんとタラちゃんが一日中閉ざされた部屋の中で過ごすことにでもなったら........。

 虐待はその殆どが密室で起こる。だからといって、開放型の日本家屋に住むことが困難になってきている現代人に、マンションはやめようといっても仕方のないことであり、密閉空間に居住することが不可避ならば、積極的に近隣なり、仲間と交流することが大切になってくる。

 町内会が高齢化、会員減少してきているのが実状だが、みんな特に若い人は加入して、お祭りや、防犯やりましょうというのも、どこか非現実的な気もする。別に組織に入らなくてもいいから、せめて子どもをもつ家庭と地域は、挨拶や会話からでも交流しましょう。そこから自然にはじめましょうということかもしれない。

 今夏は行方不明高齢者が話題になって、マスコミは連日報道し、自治体もその対応で大変だったが、それも地域コミュニティーの崩壊からはじまっている。行方不明者は昔から存在していることだが、それを大きな問題と捉え、本当に解決したいならば、国や行政任せでは限界がある。

 その鍵が、ご近所付き合いであり、何らかの仲間づきあい、親戚づきあいである。他者に干渉されたくない、或いは付き合い時に会って、気が乗らないならば断ち切っていい。そのような生き方が現代的であると誰もが割り切ってきたが、そろそろ綻びが目立ってきている。過去に逆行はできない。もう社会システムは過去をなぞる事は無理な状態にある。この病理的な壁をブレークスルーするためにはどうしたらいいのか?

 とにかく、誰かとつながることだ!  まずそこからがはじまりだ......

   突然、話題が極端に変わりますが............................ 

 51x0sod0qrl__sl500_ss100_夕方は、嫁と「ラブソングができるまで」を鑑賞。、ヒュー・グラントとか、ドリュー・バリモアとかが出るような、ラブコメっぽいのは今まで遠慮していたが、面白い。稀にみる面白さだ。80年代を意識したPVもそれっぽくて最高。

 最近は多くの映画が、僅かであっても殺人や暴力、精神疾患、グロさ、下ネタといった要素が入っているように感じるが(自分が選ぶ作品傾向?)、こういうハッピーになれるのがいいなぁ。最近、おじさんは頓に思うのだ。

 これから嫁かつくってくれた、おでんと茄子味噌で一杯やります。感謝!!

 

 

 

  

         

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コメント

  見守り事業は大変です。
  事業目的は重要であり、責任も大変なものです。

無責任に自由を謳歌させていおいて、機能破綻すると
  行政の責任に転嫁する風潮はいかがなものでしょう。

  マスコミは行政責任を追及し続けるのでしょうが、
  責めるばかりではなく、具体的な突破口をぜひご教示
  いただきたいものです

投稿: takkun | 2010年12月 9日 (木) 21時38分

あ~無縁社会!
いまの社会はコンビニもインターネットもあって
一人でも生きていける仕組みになってしまったから
無理に支えあう必要がなくなったのかもしれない。

な~んて言ってられるのも若いうちだけでしょうかね。
介護保険ではカバーできないことが
こんなにあるのかと気付くのは
その年齢になってからじゃないと…。

一人暮らしが急速に増加して
電球を替えられない世帯があるなんて
3世代で暮らすのが当たり前だった時代では
考えられなかったことでしょうね。

来週は住民向けに見守り事業のお話をする予定です。

投稿: yamarico | 2010年12月 5日 (日) 00時01分

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