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2010年11月21日 (日)

中高年こそ必要な「世界にひとつだけの花」

 昨日は、随分前にお付き合いがあった朗読ボランティアの会の30周年記念会に招待いただいた。朗読歴1年目から30年以上までの朗読者が、童話から、小説、歌舞伎、御伽草子と、バラエティーに富んだ作品を読み上げる。プロではないが、暗くなった場内にスポットライトを浴びて、語りかける朗読者の緊張感が程よく伝わってくる。みんな真剣なのだ。真剣に何かを伝えようとしている。

 一人ひとりの朗読者は主婦であり、会社員でありそれぞれ生業を抱えながら、朗読という孤独な作業に取り組み、発表会のためのプレッシャーと戦いながら、努力を重ねてきたことだろう。そして、舞台に立った瞬間に真剣に取り組んだそれが、伝わってくる、びんびんと伝わってきた。

 昨夜、合気道の審査があったが、約半年前に入会した私と同年代のSさんから、一番最初の級に合格して、今祝杯をあげていますとメールを頂く。それに関わった人でなければわからない奥深い世界があり、そこに入る勇気と、継続する気力と、分かち合える人々がいる大切さを思う。

 ややもすると、自分が直接属している世界のこと(仕事や家庭等)中心にいろいろと悩み考えがちだけど、違った視点から自分や世界を観ることって必要なんじゃないか。それはよく言われるアドバイスの古典的フレーズだが、実際はなかなか難しいものだ。

 例えば。朗読という分野にチャレンジすることによって、自分の活舌の悪さに落ち込み、家族から白い目で見られということから始まり、はじめて作品を読めた達成感や、自分の語りが成長していく喜びといったプロセスを通ることになる。そして、昨日のような機会を得て、表現者としての自分というものを発見し、極めていくことができる。それは、朗読者の身体にも反映されていて、60代以上の方々も多くいらしたが、みんなお若く、清楚なエネルギーが出ており、声にも張りがあった。

 合気道も同じように、最初は身体の硬さや、技が覚えられないという焦りから、お稽古するうちに少しずつ形ができていく愉しさや、力を抜いてリラックスすることが最も強いことを実感したり、昇級・段審査というプロセスを得ながら、調和した心身の状態を練り上げ、日常生活にも活かすことができてくる。

 一人ひとりの「世界にひとつだけの花」は、なんの努力もプロセスもなしに、自然児のように存在しているものではない。顔や声、指紋は生命体としての究極的な個性であろうが、それで満足する人はいない。自分らしい「何か」というのは、自分の挑戦したもの、全身で感動したもの、出会った人たちとのかかわり方、自分の体験の中でつくっていくものだ。

 そして、それは若者だけの特権ではない。むしろ、時間がなくなってきている中高年の方々こそ真剣に取り組まなければならないお仕事なのかもしれない。まだ、眠っている自分の可能性、少し修正した方がいいかもしれない歪んだ思考回路、自我から離れて誰かのために時間を使ってみること......。それがあなたをストレスから守り、健康的に生きていけるお守りになるばず。

 .............なんか教訓めいてしまいました。ごめんなさい。でも、けっこう当たっているような気もいたします。

 時間がなくて、習い事や、趣味活動ができなくても、発想の転換は生活の中にいっぱい転がっています。昨日の昼間に、地球は宇宙空間の中にある惑星って知ってはいるけど、普段の生活では実感なんかないよなぁと王様のブランチを観ながら思いました。そう思った私は立ち上がり、上半身を下げ、股から顔を出して、外を眺めてみました。

 2010_036地球の下に宇宙が拡がっているように見えませんか?

  つまりこの位置でいうと、地球の下部に私は足がくっついていて、高層ビルも下から上に生えている感じでしょう。

 いやー驚きました。ふたつ。ひとつは、宇宙の実感です。ふたつは中年男がこんなかっこうをして、宇宙だ惑星だと叫んでいることです。

 ※ちなみにこの写真は股の間から撮ったのではなく、カメラを逆さにして撮ったものです。まあ、普通に撮って画像修正してもよかったんだけど.....

 

 

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