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2010年10月 7日 (木)

日本的スペクタクル「感染列島」から学ぶこと

 今日で連日の委員会も一段落のはずだったんだけど、終了は7時近くになってしまい、合気道のお稽古には参加できなかった。結局、帰宅してから嫁と近所の中華料理屋にいって、ビールと焼肉・ホイコーロー定食を食べてから、DVDの「感染列島」を飲みなおしながら観る。

N_620tdv19094raps  「感染列島」昨年の一月に公開され、新型インフルエンザ・バンデミックとタイムリーな話題で評判になった映画だ。前半はスリリングな展開だが、後半はお決まりの主人公の恋愛がらみだたり、ご都合主義的な展開や、ゾンビ映画っぽいこけおどしがあったりで、何だ観客をバカにするな!と冷酒を飲みながら憤慨してしまった。

 ただ、こういう日本的パニック映画でも、医師や看護士たちの生命を惜しまない献身的な姿には感動する。多分、現実にこのようなバンデミックが生じたとしたら、多くの専門家たちが、わが身を挺して救命活動に従事すると確信する。

 ここんとこずっと日本人の精神性の低下や、西欧化による物質至上主義の問題が叫ばれ続けてきた。確かに、最近の日本人はどうもパッとしてないのは事実だけど、大震災のような極限状態では日本人の隠れていたDNAが活性化し、献身的な人物になっていく人が多いのだと期待する。極限状態の中で自分の権利を声高に叫ぶ低モラル人は少ないのだと期待する。

 しかし、だからといって極限状態が現実には起こってほしくないし、そうじゃなければ日本人の社会性が発露されないのも困りものだ。

 だから、聖書の「明日死ぬ者の如き生きよ」というイエスの言葉が、人間が生きるという営みをブレナイようにする魔法の呪文なのかもしれないと思った。

 「感染列島」では有名な「たとえ明日世界が滅びようと、今日りんごの木を植える」という名言を安易に繰り返し使っていたので興ざめしたが、自分や世界がいずれ滅びるという崩壊の必然を前提として、現在という時を目いっぱい使うことが大事なのだと、酔い覚ましのミルクティーを飲み終えて気づくのだった。

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