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2010年10月30日 (土)

バカ映画礼讃と阿頼耶識

 今日は台風が近づいているのに、午後からお仕事のため出勤だ。イベントがあるのだが、ちゃんとお客さんは来てくれるだろうか。まあ屋内開催なので、ちよっとはホッとするのだけれど。

 昨夜は嫁と近所の居酒屋で飲食して、帰宅後熱燗を飲みながら(嫁はお酒弱いからコーヒー)映画鑑賞となる。

ショーン・オブ・ザ・デッド

 Photo  これほど、怖くなくて笑えるゾンビ映画は知らない。しかも、友情シーンもあつたりして、これはイギリスでなくては作れない映画だ。「ホットファズ」の監督作品ということで、観たけれど期待を裏切らなかった。ゾンビ嫌いの嫁も絶賛。

 昼間にすしランチを食べながら、今日の夜は一杯ひっかけながらゾンビムービーを観れるから、午後のお仕事こなそうと決意したのだった。

  ゾンビの余韻を残したまま、時計は午後11時を過ぎていた。そのまま「ジャッカスJackass_04_1_22.5」を観る。どうも小ネタばかりで、あのサメの中を泳いだり、防弾装備で実際に撃たれたりするあの過激さはどうしたのかと不安になる。内容もおなら、おしっこ、ウンチ(これもモロ)、つば、ゲロ・・・もうもう観ていて嫌になってしまう。 あー気持ちワルと歯を磨き、床についたときに、ウンチシーンが回想されて、こまったこまった(;ω;).......

 

 昨夜のゾンビとウンチゲロ唾の世界から、目覚めた私は伊勢神宮の神棚の前で合気道の呼吸法を行い、正座で瞑目した。しかし、どうも途中からいろいろと雑念妄想がわいてきて、からだも曲がってきているような感覚になった。しかし、目をあけるとからだはきちんと正座している。

 合気道では、気を散らさず、眼前に気を向け続けることが大切といわれている。座禅では目を半眼に閉じるが、これも完全に目を閉じると妄念にとりつかれてしまうからである。

 自分の心はまともだと思っているが、仏教でいう阿頼耶識(あらやしき)は、意識の根源というもので、あらゆる自分の生きてきたあらゆる思念、体験が蓄積されており、それが心を動かしている。

 私たちが、10年間毎日5本のホラー映画ばかりを見せ続けられたら、10年後の自分の精神は不安定な状態だろうし、毎日5本のパロディ映画ばかりだったら、どこか軽薄な人間になっているような気がする。

 だから、人間は愉しいことも、いやなことも、驚くことも、悩むこと様々な世界を体験し、それをほどよく醸成されることが大切なのだ。それは、齢を重ねた中年以降も同じである。大人になってもその人の性格は、定型されたものではなく、蓄積された情報の結果ともいえる。本人は無意識に阿頼耶識(あらやしき)の影響を受け、自分らしい思考、言葉遣い、嗜好を演じるている結果である。  だから、本人がいくら禁煙やダイエットをしようと思っても、本人の阿頼耶識の影響力を受け、同じことを何度も繰り返してしまう。

 では、成功法則の本や、成功映画をたくさん観れば、成功できるかといえばそんな簡単にはいかない。無意識の世界には他者の成功ばなしを収集することが強化されるからだ。また、例えばビジネスで成功した実例をたくさん憶えたとしても、実際に活用できるビジネス知識の収得や、業界人とのつながりなどの現実的なツールを持っていなけば、成功することは夢物語になってしまう。夢ばかりではなく、現実的な取り組みが不可欠なのだ。

 これからも、ずっと現在の自分のままで生きていけばいいやと思っていても、年齢を重ねていけば、若者から社会人、夫や妻から父や母へ、部下から上司、上司から退職し隠遁生活、中年から老年へと様々に自分のポジションは変化し続けている。より良い人生を送るためには、立場状況によって柔軟に対応できる若い心を持ち続けることだ。

 阿頼耶識(あらやしき)が原動力となっているのならば、自分の無意識世界ともっと向き合おう。バラエティにとんだ事象を投げかけながら、その世界がどう反応しているのか、自分のこころが喜んでいるのか拒絶しようとしているのか。これからも様々に生じてくる人生の出来事にきちんと向き合っていくためには、無意識の世界に、滋養の種子を植え込み、育てていこう。

 おバカ映画を観ても、それを滋養の肥料としていける心であり続けたいと思う朝であった。

 

 

 

 

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