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2010年8月12日 (木)

望まれない子供たちに尽くした故Yさんへ

昨日の夕方は友人の葬儀にでかける。その友人は僕よりも8歳年上のソーシャルワーカーの女性で、約20年前に女性医師らと養子縁組の会を設立した。望まれない妊娠をした女性の相談や、養子に出す選択をした場合の具体的展開や養子をもらおうとする夫婦の選別・育成等々に尽力を尽くした。

 その団体では、子ども、生みの親と育てる親の関係を秘密裡にしないで、出会った人間同士として絆を結ばせる、通常の養子縁組とは違ったポリシーで展開されている。

  彼女は、若いときにアメリカでデザイナーとして活躍するが、病に見舞われ、帰国し、ある講演会を通して、望まれない妊娠をした親と子どものために人生をかけようと決意した。

 彼女とはある縁で出会い、仲良くなった。とても個性的な方であり、僕と双方で笑いあったり、けんかしたり、議論もした。

 直接会ったのは、もう

10年くらい前になる。三年前に電話で話しをしたのが、最後になった。その頃は、活動をしつつ、癌の再発で体調が悪そうで、今度お見舞いに行くよといったきり約束は果たしていなかった。

 彼女のように、人生の全てをある目的のために捧げられる人は稀有だが、その情熱は僕にとってすがすがしく思えた。

 人生は、生きた時間の長さよりも、質量がポイントなのかもしれない。旅行でたとえるならば、2泊3日でホテルに泊まって、ダラダラと酒飲んでテレビを見ているだけよりも、日帰りでも感動的な風景や、楽しい出会いに溢れた一日の方が遥かに充実したものとなる。ダラダラした中途半端な長時間のスペシャル番組を見ているよりも、

1時間半の素晴らしい映画の方が、こころが活性化するだろう。

 彼女の人生は映画のようだった。でも、誰もが彼女のように劇的な人生を歩める訳ではないが、映画でもスペクタクルもあれば、コメディもサスペンスもあるし、日常生活を淡々と描いた秀作もある。

 僕もいつかあの世で彼女と会えたときに、僕もこんなふうに生きたよと笑顔で語れるように人生を過ごしていきたいとつくづく思うのだ。

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