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2010年7月 8日 (木)

「カールじいさんの空飛ぶ家」 ・・映画に成果主義はなじまない

 本当は先週末に行った今井浜東急ホテル旅行のことを書きたかったけど、ついつい映画の話になってしまう。最近、映画感想ブログとなってしまっているが、今日もまたDVDで映画を観た。

51zqtvsgdtl__sl75_  ディズニー作品の「カールじいさんの空飛ぶ家」は、なかなか楽しめる良い映画だ。特に冒頭の亡き奥様との幼少期からの出会いと結婚、老いていく二人、死別が、情景として暖かくやさしく流れていくシーンは感動的だ。

 物語の展開はいつもながら大人も子供も楽しめますという、ハラハラドキドキ、笑いありのディズニー作品だが、後味は非常によろしい。これはまさにお釈迦様の言った四苦八苦の世界を、わかりやすく愉快に描いた秀作であったと思う。

 ただし、ついつい鑑賞後にインターネットでの評価を見てしまうダメな私.....。誉めているのが多いと思ったら、結構ケチョンケチョンにけなしている評価も目立つ。でも、そもそも家を風船で飛ばすというトンデモ発想の映画だったと思えば、むきになることはないんじゃないかと思った。映画を成果主義的解釈で捉えてしまうと、映画の本質(生命)を見失う。映画は、面接を受けにきた受験者ではなく、自分の隣に座った語り人なのだ。その人の話をどう受け取るかは、自分の性格や資質にゆだねられており、簡単に評価し点数をつけるのはとても難しいことなのだ。

 尊敬する故淀川長治さんは、どんなに映画が好きでも、なんだこれは!という映画にあたるときもあり、そんなときは、役者でも監督でも、脚本でも、小道具でもいいから、とにかく良いところを見つけ出すそうだ。映画判定者になりつつある自分に、自戒の念をこめつつ、映画に感謝の言葉をおくろう。

 「生きていくうえでの、面白さや、発想の転換、時には癒してくれてありがとう!!!」

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» ■映画『カールじいさんの空飛ぶ家』 [Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>]
ピクサーの最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』は、2009年度カンヌ映画祭のオープニング作品に選ばれた作品。 (アニメ作品としては史上初!) それも納得の大名作です。 美しい映像とユニークなキャラクターたちが織りなす素晴らしい物語。 映画でしか表現できない夢がたっ... [続きを読む]

受信: 2010年7月15日 (木) 04時29分

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