« パソコントラブルと友人たちとの会食 | トップページ | ココ・シャネル »

2010年6月 7日 (月)

「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい」と「ヒトラー~最期の12日間~」

Hitler 今日は暑かったですねぇ ふぅ~。

せっかくの日曜ですが、午後から仕事の準備をしようと思いつつ、いろいろな理由をつけては先延ばししてしまいます。まるで学生のときの試験直前のときのようです。

さて、まず一回ぐらい外にでなくてはと、午前に図書館に行って「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい」(前川孝雄)を借りてきて、1時間足らずの時間で読みきる。書いてある内容は、若い社員は何がやりたいかとか、自分の資産価値を高めるために勉強会行ったりするよりも、まず目先の仕事をきちんとこなす、挨拶ちゃんとする、先輩から声かけられたら飲みに行く....というような内容だった。

 これが昭和の時代だったら、当たり前すぎて誰も読むことはなかっただろうという内容だが、妙に説得力があるのは、この時代があまりにも個人主義に走り、会社という組織への不信感とあきらめが強くなっているからなのだろうか。

 戦後、日本がここまで成長してこれたのは、日本式の組織エートスが働いていたからだと思うが、衰退しはじめている原因のいくつかは個人主義と利益主導型(アメリカ追従型ともいう)によるものではなかろうか。
この状況を成果主義的発想で乗り越えようとしても、日本人のDNAにはあうことはないだろう。洋食、ファーストフードで身体の調子が悪くなってきているのだったら、よりビフテキ食べようとか、プロテイン取ろうとかせずに、体質にあった和食を見直して、建て直すことがよいのではないのかなあ。

少し仕事して、おいしい夕食をビールとワインとサワーでとった後、「ヒトラー~最期の12日間~」を観る。ヒトラーの実際の秘書の体験をモチーフにしている構成で、レンタルビデオ屋の宣伝手書きメモには、極悪非道だと思っていたヒトラーが、こんなに人間的なのかと驚いたと書いてあった。

 たぶん、どんなに恐ろしいといわれた人でも身近で接してみると、織田信長も、ジンギスハンも人間的な面があったのだと思う。

 もちろん、その人間性でその人の行った行為がよしとはされない。しかし、大量殺戮を行った人間だとしても、誇張された獰猛な人格破壊者像だけでは語りつくせない、どこか人間的な部分も存在するのだろうと思う。

 もうステレオタイプ的に善か悪か、正しいか正しくないか、勝つか負けるかといった世界から離れていかないと、同じような過ちを繰り返していくだけなんだろうな。それは決して悟ってもいないのに悟ったフリをした腑抜けになれということではない。しかし、ヒトラーのしてきたことは個人主義が拡大されたものだったんではないかと映画をみて思った。

 資本主義社会の中での勝敗は、戦争時代とは違うけど、自己(あるいはそこから派生する集団)が生き延びて、他者よりも有利になろうとしている部分はどうだろう。

 もう戦いませんと、ガンジーやマザーテレサのように生きるのは本当に難しい。難しい。

 

 

|

« パソコントラブルと友人たちとの会食 | トップページ | ココ・シャネル »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/531400/48563294

この記事へのトラックバック一覧です: 「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい」と「ヒトラー~最期の12日間~」:

« パソコントラブルと友人たちとの会食 | トップページ | ココ・シャネル »