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2010年5月24日 (月)

「グリーンゾーン」と普天間問題

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 今日は休日出勤の振り替えで午後から休みをいただく。ただ、午前中は上から細かいことを言われて疲れたり、調整する資料や、会議準備等々があって休もうかどうか迷ったが、これから忙しくなる前にリフレッシュしておこうと、日比谷に赴く。映画はマットディモン主演の「グリーンゾーン」だ。

 映画は、ジェイソンボーンシリーズの監督とコンビを組んでいるだけあって、間延びせす゜にグイクイ゛と気持ちを引っ張っていかれる。冒頭もドキドキしたが、ふとBGMが臨場感を盛り上げているのではないかと邪念がはたらき、音楽なしの場面をしたが、それでも迫力はありそうだった(無駄なことをしているねぇ....)。アクションシーンもたいしたものだが、この映画はイラク戦争の驚愕の真実を売り物にしている。

 しかし、大量破壊兵器が発見されなかったことは皆知っているし、アメリカがそれを口実にしてイラク侵攻したこともわかっている。大量破壊兵器は最初から捏造であって、アメリカの利害に利用されたのが事実としたら、この映画は騙したのを政府高官の一人のせいにしている。アメリカという国はこういう自国批判をする映画を商業映画としてつくって公開するところがすごいと思うのだが、当然、驚愕の事実はもっともっと隠されているのだろう。

マットディモンはかっこいいなぁと思いつつ、帰りに数寄屋橋でプラカードをもち通行人に声をかけている男性がいて、こちらにも近づいてきたので寄付集めだと思い、ゴメンネお辞儀をして立ち去ったが、振り向くと「朝ズバ」の普天間基地のインタビューだった。

 グリーンゾーン鑑賞後に、さすが普天間基地のにコメントはしずらい。もし、インタビューを受けていたらなんと言っただろう。差し障りのないコメントならば、鳩山首相の公約違反はけしからんというのと、沖縄県民の方々の気持ちを考えて、より良い結論を出してもらいたいものであるとかになりそうだ。

 約束を遂行できなかった鳩山首相にも課題はあるが、だからといってどうするのかをマスコミもコメンテーターも、市井のインタビューに答える方々からははっきりと伝わってこない。そういう自分自身に問うてみても 、明快な解答はでてこない。

 普天間基地は住宅に密接していて大変危険であり、移転は当然のことである。しかし、それを受け入れましょうという自治体はどこにも存在しない。住民の中に移設賛成派がいたとしても、諸手をあげて米軍を引き受ける地域は存在しない。

 この問題の解決には、必ず誰かが犠牲になる。このまま普天間基地が現状維持でも、仮にどこかの地域に移転したとしても、誰かが辛い思いを抱き、葛藤することになるのだ。どこかに正しい答えがあるのだろう。

 そしてもっと突き詰めれば、日本という国にとって米軍駐留の意義は何なのだろう。それについての国民のコンセンサスはない。鳩山首相はアジア諸国の緊張を考慮すると米軍は必要だといっているが、国民は本当にそう思っているのだろうか?

米国に守られている日本の議論がないまま、ハード面としての基地移転だけに問題が焦点していていいのだろうかと疑問がわいてくる。

 この問題って、なかなか複雑で奥が深いと、帰宅途中の地下鉄の中で考えこんでしまった。アメリカにとってイラク駐留と、日本駐留の違いは何だろうとか......。

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