« 江原啓之氏のスピリチュアルメッセージ | トップページ | 「チェンジリング」「歓喜の歌」「マックス・ペイン」 »

2009年10月12日 (月)

一歩、歩けば脳は育つ!

今日は体育の日で三連休の最終日だ。昨日まで一泊2日で箱根にて合気道の合宿に参加した。家族からは、学生みたいだと言われひやかされる。合宿での稽古時間は東京では一回2時間でやる稽古の3日間分くらいだが、集中してやるのと、初めて会う人が多く、良い刺激になった。また、あえて箱根高原という磁場の良さも影響していることだろう。

 今日は母と会い、親戚の法要場所を決めるため、浅草の候補店舗に入り、昼食をとるが、その帰りにスーバーにより、買い物を付き合う。母にとってはこの私もまだ子どもなので、好きな酒を買えと言う。自分で買いますからと断ると、強い口調で「買いなさい!」と指示される。戸惑いつつ、レジの前に陳列されていたスパークリングワイン980円を買っていただく。今夜は大量の美味しい餃子をつまみにそれを頂いた。

 今日、読んだ「人生を変える知恵-比叡山のやさしい人間学(出版文化社)」の中では、養老孟司先生の「一歩、歩けば脳は育つ!」が面白かった(たった4ページだけど)。

 今の世の中はインターネット、テレビなどから情報が入ってきて、「自分は変わらない」と思っている人が大勢いる。養老氏は大学を辞めてから見た太陽が10倍くらい明るく感じた。それは自分が変われば世界が変わるという体験。つまり変わるというのは意識のはたらき。

 意識を変えるには、ある感覚が入ってくると計算して出すという特徴をうまく使うことが大事。この場合、アウトブットは身体。入って出て入って出てを繰り返していく中で脳は成長して、方法や式をつくっていく。それが学習。このように脳・意識の成長には身体を動かすことが密接に関係しているが、今の人たちは脳というのは、外部的な情報を入れるもので、そこは変わらないと思っている傾向にある。

 こんな時代だからこそ、体育が見直されるべきで、脳が外に出せるものは身体の動き、歩くこと、おしゃべりも筋肉の動き、身体を動かしたら世界が変わる。一歩動いたら脳が育つ。

 身体を動かしたら脳に色々な情報が入ってくるが、現代は入っていく一方で出て行かない。出て行かないと身につかない。

 時間がたっても変わらないものが情報。意識に全部任せておくと世界が止まってしまう。身近なもので本当に止まった世界がインターネットの世界。何にも起こらない世界に頭を突っ込んでいるのを今は勉強と呼んでいる。自分が変わらない学習は学習じゃない。それはただ単に知識が増えただけ。

 泳ぎを憶えた子どもは海を怖がらなくなる。泳げる前の子どもとは違う存在。きちんと内面も変化している。学習は本来こういうことではないか。

 その辺を昔の人はうまく考えていて、自分自身をひとつの作品・芸術ととらえてそれを磨き上げる”修行”というものがある。

 最近は何でも「何のため?」ですべてを推し量るようになってきた。意識していても進まないことを無意識の部分の身体に染み込ませて、何か進んでいく。言葉もそう、身につくから喋れる。現代人は身体を忘れてしまっている。意識中心に生きると物事すべて同じになる。だからお金!中心になってしまう。

 ”考える”というのはそもそも間違いで、”身体を使う”というのが本来の姿、それ自体が生きているということだ。

 

 簡略化しつつも、かなり引用させていただいたが今の人たちは(勿論私も含まれている)、人間の意識が創り上げた世界(政治経済や就業形態、酒場での態度、休暇の過ごし方、出生・死亡時の取り扱い、交通システム、法律、マスメディア、医療健康等々等々....)を絶対視、固定化して生きている。

 鬱が多い、自殺者が多いのも、この世界が固まったと思い込んでいることが引き金になっているのだと思う。

 もしものハナシとして、東京ディズニーランドで生まれ、その園内だけで成長し、人生を過ごしている人がいたとしたら、その人の意識はどうなってしまうのだろう。逆に民族紛争の中で生育した人の、世界に対する意識はどうなっているのだろう。 もしも...突然タイムスリップして戦国時代に移動したら、現代とのかなり強烈なシステムギャップをどう埋めて生きていけばいいのだろう。

 ワタシタチガ当たり前のように生きているこの世界は、一定のルールのもとにつくられている。それは人間が生きていくうえでは必要不可欠なシステムだ。ただ、人間も、社会もあくまでも過程であり、未知の世界が拡がって存在していることに対する謙虚さを失ってはならないのだと思う。

 いい歳して、武道に入門し、自分の未熟さを痛感している自分にとっては、養老氏のコメントが励ましのように聴こえてくる。

|

« 江原啓之氏のスピリチュアルメッセージ | トップページ | 「チェンジリング」「歓喜の歌」「マックス・ペイン」 »

心と体」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

武道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/531400/46470863

この記事へのトラックバック一覧です: 一歩、歩けば脳は育つ!:

« 江原啓之氏のスピリチュアルメッセージ | トップページ | 「チェンジリング」「歓喜の歌」「マックス・ペイン」 »