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2009年7月20日 (月)

「ノウイング」

Braitonwimg450x6001239523439ucuth47 現在、Yahoo!映画では3.11点と低得点の「ノウイング」を観た。評判の多くは前半はドキドキのサスペンチックでも、後半はナンダコレハというトンデモ映画だと批判的だ。内容はイマイチでも映像きは凄いというプロ批評もあったが..。

 インターネットの普及で映画については観る前からプロアマ問わず、知ろうと思えば色々な情報が入ってくる。「ノウイング」は何回も予告編で観てよくありそうなパニック映画だとバカにしていたし、インターネットや新聞の批評も賛否両論だが、否定的傾向が強かった気がする。

 今回は、Yahooで配慮不足の書き込みにネタバレ表示もせずに、最初から「ラストは○○○に救われるなんてバカらしい」というようなコメントがあり、冒頭のユーザレビュー一覧で読んでしまった。かたや、プロ批評の中にはこの夏イチオシというような評価もあった。いずれにせよ、知らないうちに映画を観るにも、他者の評価により選別しようとしてしまっている自分が情けない(泣)。 ここはひとつ映画館に足を運ぼうと決意し、シネコンに向う(前おきが長い.....)。

 さて映画の方は、スクリーン一番前の席で、画面が巨大で真上!予告編「G.I.ジョー」の素早いアクションにはついていけず、ヤパ゛イとおもったが、「ノウイング」の場面では左右に首を振ることもあったが、大丈夫だった。

 評判どおり、前半はハラハラしながら、後半のトンデモシーンに驚きつつも作品自体は楽しめた。このラストはないだろうという意見も多いようだが、エッ!と思いつつも面白かった。そして今回気付いた。これが映画なのだと思った。

 シナリオがどうだこうだ、映像がどうのこうだ、俳優がなんだかんだ...どうでもいいのだ。映画を分析し、左脳主導で鑑賞するのは、恋愛相手に、この人はこうだああだと分析し、ここは良くないとか、ここはいいとか採点しながらデートするようなものだ。

 映画と共に過ごす時間は、スクリーンに展開するドラマを楽しむことが醍醐味であり、 映画を評価する採点者になってはいけない。愉しむために映画館に行くのだから、ある意味ではバカになった方がお徳である。ラストがおバカでも、他のシーンで楽しめたらその映画は悪い映画ではない。採点結果が良い映画と悪い映画をつけたところで、人生の時間を使って映画鑑賞したことは変わらないし、低得点の映画を観た時間は返ってはこない。

 「男はつらいよ」がシリーズ化され、ヒットしていた時代は、寅さん作品の出来不出来は関係なく、観客は愉しむ前提で鑑賞していた。寅さんを愛した私は、いつのまにか映画評論家気取りになってしまったのだろうか。

 最近、映画をブログに書くようになって、へんな批評癖がついてきている自分への自戒である。

 「ノウイング」というトンデモ映画?が面白かったことから、ハナシが長くなってしまった。

 

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