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2009年1月 6日 (火)

読書「非常識経営の夜明け」ほか

とりあえず、年始休みに読んだ本のメモ

「非常識経営の夜明け」天外伺朗

・過去100年の企業経営の進化は、「合理性の追求」と「人間性の追求」という相対する二つの軸の葛藤で進んできた

・「合理性の追求」が必ずしも経営効率の向上につながっているのではなく、むしろ「人間性の追求」を進めることにより、組織が凄まじい勢いで活性化する

・「人間は言語を用いて思考する動物だ」というのは、単に新皮質における計算のみに言及。言語や論理が全く関与しないのが古い脳。古い脳が活性化した状態が「フロー」「燃える集団」

・従来の企業研修は表面的スキルばかりで深層心理的視点は配慮されていなかった

・情報システムや詳細な分析⇒やたらに忙しくなるばかりで売上につながらない。企業経営でもっとも大切なことは、まず自分が愉しいこと、次に人を喜ばせる。

・賢者は干渉しないでものごとを扱い、ことばを用いないで教えを浸透させる(老子)

・企業経営に合理主義が導入されると、人々の大脳新皮質が活性化する活動が主となり、その結果タオが消え、企業の輝きは失われていく

・組織のアソビがなくなるにつれて、うつ病の急増につながった

・山田(未来工業)の経営学

成果をあげたら餌をやるという成果主義は会社が社員を信用していない証拠

給料で差をつけると成果の低い社員を固定化する

基本ポリシーは“よきに計らえ”

会社は劇場、幕が上がればすべては役者(社員)に任せるべき

どんなセクションであれ、そのトップとして処遇すればモチベーションがあがり、本来の能力を発揮するようになる

現場のことは現場が一番良く知っており、いちいち会議など開かないで現場で即決すべき「ホウレンソウなんてくそくらえや」

経費節減を徹底する。ドケチオペレーション

常に考え工夫する。社長に逆らう社員を出世させる。

「育てる経営」の戦略 高橋伸夫

・リスクを引き受けることのできる経営者が、それなりの収入と処遇を受け、リスクを望まない従業員は雇用制度の中で安定的な賃金を受け取る。⇒自らの判断と力に対する確信に基づいて行動し、冒険する気質

・成果主義は成果主義それ自体にも適用されるべき

・手間隙かける必要はあっても「育てる経営」こそが一番確実で一番成功率の高い経営

・若い人は大人が自分の言葉で大人の話をしてくれることを待っている

・若者に必要なのは「金」でも「客観的評価」でもない。我を忘れて夢中になれる仕事であり、成長しているという手応えと仕事の達成感

・仕事の面白さに目覚めた人間だけが、本当の意味で一生懸命働く

・もともと日本企業の賃金カーブは、戦後の生活困窮期に従業員の生活保障の目的で設定されたもの。もと、日本が現在本当に不況ならば、同じことを選択すべきではないのか

「響きあう脳と身体」茂木健一郎 甲野善紀

・論理に当てはめようとするあまり、人間の能力を限定・制限してしまう。

・「満たされない空間、真空地帯」をどれだけ広大に抱えているかが、その人の才能のスケールをあらわしている

「大人のいない国」内田樹 鷲田清一

・人々は社会の公共サービスに生きることの大半を委託している。裏を返せば各人が自活能力を一つ一つ失っていく過程にある。人が幼稚でいられるのもそうしたシステムに身を預けているからだ。

・ナイーヴな思考停止した社会はじつは危うい社会。「地域の力」見えないシステムに生活を委託するのではなく、目に見える相互サービスを配備しておくのが、危機回避には一番大切なこと

・これ以上向こうにいくと危ないという感覚、ものごとの軽量の判別、これらをわきまえてはじめて「一人前」である。ひとはもっと「おとな」に憧れるべきである。

・自分の属する社会の現状にまったく責任がないというのは「私はこどもです」と宣言していることと同じ。子どもはシステムの不調には「張本人」がいると思いたがる

・サービスの提供者と顧客の関係が生活環境に充満してきたのが「ポスト産業社会」

・教養とは「言っていることは整合的だけど何かうさんくさいもの」と「まるでわからないけど何かすごそうなもの」その二つをちゃんと見分ける能力だ!

☆その他読んだ本

「小林秀雄先生来る」原田宗典

「恐慌前夜 アメリカと心中する日本経済」副島隆彦

「人生は勉強より世渡り力だ!」岡野雅行

「脳を活かす仕事術」茂木健一郎

「こころの花畑」小林正観

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